Section Properties Calculator 機械/土木/建築/断面性能計算 |
1.
構造設計に必要な断面性能諸値を、画面およびクリップボードに出力する。 2. 箱型、円形、H、T、C等の標準的な形状の断面寸法をパネルから入力。 3. どんな任意形状断面でもJW_Cadで図を描ければ断面性能を計算できる。 4. JIS鋼材については内蔵鋼材表から選択表示できる。 |
1. 既定形状の場合 |
右上の左から8種類の形状ボタンで形状を選択し、必要寸法を指定する。
2. JIS鋼材の場合 |
一番右側のボタンを押し、材料種類とサイズを選択する。
3. 任意形状の場合 |
多角形近似の形状を記述したJWTテキストをクリップボードに入れ、右から2番目のボタンで読み込む。
クリップボードにデータが無い場合、次のメッセージが出る。
4. 形状指定長さ単位 |
- 形状入力長さ単位は、mm、cmまたはmによる。
- 単位重量は、mm系では[N/mm]、cm系では[N/cm]、m系では[kN/m]となる。
- JWT入力の場合は、mm単位の図面データとして読込まれる。
5. 結果表示形式 |
- 固定小数点表示、指数表示をチェックボックスで切り替え。
- 有効桁数(1〜6)はアップダウンで切替。
6. クリップボード出力 |
(1) リスト出力=断面性能諸数値を表形式で出力する。
例)
<<断面性能計算>>STKR90x90x2.3 cm
断面積 A(cm2) = 7.932
断面2次モーメント Ix(cm4) = 101.000
断面2次モーメント Iy(cm4) = 101.000
断面2次半径 rx(cm) = 0.000
断面2次半径 ry(cm) = 0.000
断面係数 Zx1(cm3) = 22.400
断面係数 Zx2(cm3) = 0.000
断面係数 Zy1(cm3) = 22.400
断面係数 Zy2(cm3) = 0.000
塑性断面係数Zpx(cm3) = 0.000
塑性断面係数Zpy(cm3) = 0.000
重心位置 Gx(cm) = 0.000
重心位置 Gy(cm) = 0.000
周長 Perimeter(cm) = 0.000
単位長重量 w(N/cm) = 0.610
(2) 行出力=平面応力解析の一般的な入力データ形式で1行出力する。
例)
1 2.886E+01 4.616E+02 9.232E+01 2.100E+03 0.000E+00 0.000E+00 H形x10x10x1x1x1
7. JWTクリップボード入力 |
- JWTヘッダ(注)を持ち、閉じた多角形を構成する線分群を有するJWTデータを形状指定として受付ける。
- 各線分の描画順は任意であるが重複が無いようにすること。
- 多角形構成要素として認識されるJWTデータは線色(2-5)で線種(1)の実線のみ。線色(1)は対象外とみなすので注意。
- データ中に文字・円弧・実点および実線以外の線分の混在はよいが多角形構成に関与しない実線の混在は不可。線色(1)の実線は可。
(注) JWTヘッダとは
JWTデータ確認のため先頭行に置かれる次の注釈文で;
<<JWT.Format.Text>>
1) shで[範囲指定]→[コピー](イメージとしてコピーでは無い)
2) Jwc2BmpXの[JWT出力]→[ズーム範囲内のみ出力]
3) ...
等を利用することにより、対応データをクリップボードに送ることができる。
例)
;<<JWT.Format.Text>>
GR,0,20,""
BEGIN
Shift,0,-2691.817,-3182.547
L2,0,0,500.0003,300.0001,500.0003,1,2
L2,0,300.0001,0,0,0,1,2
L2,0,99.99996,49.99989,99.99996,450.0004,1,2
L2,0,200.0001,450.0004,200.0001,49.99989,1,2
L2,0,0,450.0004,99.99996,450.0004,1,2
L2,0,0,450.0004,0,500.0003,1,2
L2,0,200.0001,450.0004,300.0001,450.0004,1,2
L2,0,300.0001,500.0003,300.0001,450.0004,1,2
L2,0,300.0001,49.99989,200.0001,49.99989,1,2
L2,0,300.0001,49.99989,300.0001,0,1,2
L2,0,0,0,0,49.99989,1,2
L2,0,99.99996,49.99989,0,49.99989,1,2
END
A. Jwc2BmpXとは、 |
Jwc2Bmp2は、Win95/98上でJW_Cadのデータを活用するための各種ツールで、Cadデータのテキスト表示、応力解析支援、線分長集計や、任意並びのCSVデータの図化処理、任意形状断面の断面性能計算などのツール類、およびJWC〜JWT変換・逆変換機能JWTranを内蔵したアプリケーションおよびDLL(ライブラリ)のフリーソフトウェア。
利用例)
* JWC図表示(低速)。
* CSVファイルの図化。(測量のデータ処理など)
* レイヤ内の線データの長さの集計。(積算処理など)
* 無意味な短い線分を削除。(ラスタデータ変換の後処理など)
* 応力計算の入力ツール。(H2X, FOSAAPなど)
* 土量計算の入力ツール。(Cut&FiLL)
* 図面を各種サイズのビットマップファイルにしたい、など。
8. ソフトウェア仕様 |
<version 1.3> SI単位系時のコンクリートヤング係数に密度の代入間違いがあったのを修正した。
名称 機械/建築/土木断面性能計算
"Section Properties Calculator" Version 1.3動作条件 Windows95/98/2000
Microsoft Visual Basic Ver.6.0ランタイムライブラリSP5が必要。
JIS鋼材利用にはJISTEEL.BINデータを同じフォルダに置くことが必要。